死んだ魚の目って言われても

日々徒然を綴りながら、夜な夜な社会に噛み付いたりするブログ

【ネタバレ注意】HUNTER×HUNTER No.370 観察 感想&考察

毎週ジャンプの感想を書いていましたが、長くなりそうな作品だけ個別にする事にしました。
 
【HUNTERXHUNTER】
■前回までのおさらい
クラピカ「2週間で全員”念”使えるようにしたるわ」
 
第2(カミィ)・第6王子(タイソン)を除く王子が警護兵を第14王子側室に派遣。
 
目的は警護兵の念能力の習得だったり、第14王子側(クラピカ)の動向を知りたかったり様々。
 
■ミュヘン(第4王子私設兵)
説明開始前にクラピカを煽るが、逆に煽り返される始末。
 
サイレントマジョリティの術者にも「想定を超える馬鹿がいたな…」と呼ばれる始末。
 
マジで第4王子(ツェリ)側ってアホばっかなん?
 
ツェリ本人は”念”も知らない癖に”念能力者”であった兄のベンジャミン(第1王子)にいきり立つわ、結果的に部下もほとんどが念を知らんわ…。
 
さらにその念も使えない部下に、
 
 
「約束の2週間で念を覚えられなかったら全員殺っていいよ」
 
 
とか言い出す始末。
 
 
たぶんビルにすら止められると思うけど!?
 
そんな小物に急な天才設定持ち出されても困るわ。
 
 
■ヒュリコフ(第1王子私設兵)
アホな弟と変わって、バビマイナといいベンジャミンの部下はかなり優秀っぽい。
 
「ただの経験によるスキル」だけで念能力者を見破ったり、クラピカの念の系統を見破ったり…。
 
ただスラッカと一緒で、バビマイナの肩を叩いたあとに、バビマイナに払われていました。
単純にバビマイナと仲が良くないのか、バビマイナが神経質なのか、「カウンター型」と言われているバビマイナの能力に関係あるのか…。
(例えば、バビマイナに最後に触れた人に対して発動する能力とか)
 
 
■オイト
私設兵達には見えない奥の部屋で、ビルのもと念の習得中。
 
才能は無く、習得に時間がかかる模様…。
 
 
■レッスン開始
クラピカ「正直に答えてくれると有難い この16人の中で既に念が使える者…! 挙手してくれ」
 
 
に対して挙手したのは、ヒュリコフと第13王子(マラヤーム)側から派遣されたハンター協会員のベレレンテ。
 
ただ、先週のヒュリコフの読みでは、派遣された兵の中にこの2人以外にあと4人念能力者がいる模様。
 
 
■そしてサイレントマジョリティの攻撃開始
サイレントマジョリティを視認できるのは能力者本人と、憑かれた者の2人だけ。
 
今回サイマジョに憑かれていたのは第10王子(カチョウ)従事者のロベリー。
 
ロベリーがサイマジョに気付き、騒ぎを起こし、皆の注目がロベリーに集まった時にサイマジョが攻撃を開始。
 
一人、呼吸ができずに苦しむバリゲン(第13王子私設兵)
 
ツチボッコ(呪唇白蛇)というサイマジョの固有スキルの白蛇にで血を吸われた死んだ模様
 
 
■サカタ
白蛇が姿を見せると同時に、バリゲンごと銃で始末するサカタ。めっちゃ判断が早い。アホのサカタとは大違い。
 
ちなみにおさらいするとサカタは第3王子(チョウライ)私設兵で、クラピカがチョウライと対面した時に、チョウライがクラピカ側に付けた私設兵2人の内の1人。
 
 
■9mmパラか “凝”でガードしても無傷ではすまない威力…
念での攻撃が始まり、死人が出たというのに、微動だにせず私設兵の銃の考察をするクラピカ…。
 
ちょっとは動揺しよ?
 
 
■お前なら気付いてるだろ……
これは王子達の念獣じゃない…!
 
と心の中でクラピカに問いかけるバビマイナ。めっちゃ良いやつ…。
 
というか普通にカッコイイ。
 
コイツだけ今ひとつ真意が読めん…。自分も攻撃される恐れがあるのに、攻撃されても迎撃できるという経験からの余裕か?
 
 
■眠りにつく富樫…
10話書くと強制的に数週間深い眠りについてしまうという、”絶対時間”よりも重い「制約と誓約」を自らに課している富樫先生は、来週以降、また深い眠りについてしまう事が判明しました。
 
ただ、目次コメントで、
 
 
日清食品様に復活賞として、どん兵衛をいただいたので年内にもう1度復活します<義博>」
 
 
と宣言していました。
 
つまり今回の睡眠は、長くて3ヶ月です!皆さん、気長に待ちましょう!富樫先生は冬と一緒に帰ってきます!!
 
 
 
以下、考察です。
 
"サイレントマジョリティー”の能力で現時点で判明しているのは、
 
1,サイマジョ自身は能力者と憑かれた者しか視認できない
 
2,黒ボッコ(座敷人形)が1人も殺さずに強制解除されると、呪いが術者に返る(恐らく制約)
 
3,白ボッコ(呪唇白蛇)は全部で4匹で、1匹なら44秒で、4匹同時に1人を襲えば11秒で全身の血を吸い尽くす
 
4,攻撃射程の対象に出来るのは10人まで(能力者本人からの射程なのか、憑かれた者からの射程なのかは不明)
 
予想
5,10人以上いる状況下でしか発動できない。
 
 
■ウッディー達、第14王子警護兵を襲った攻撃とサイレントマジョリティーは同一なのか
継承選序盤で、第14王子(ワブル)の警護兵、正しくはワブルについた上位の王妃の警護兵が、今回のバリゲンと似た様な全身の血を抜かれた形で死にました。
 
普通に考えれば、あの攻撃はワブルが防衛本能のもと、上位の王妃達から監視の役割で送られてきた、自分達に忠誠を誓っていない警護兵を襲ったものだと思います。
 
ただ、今回のサイレントマジョリティーは明らかにワブルが発動したものではありませんでした。
 
ワブル以外で今回も生存していて、序盤に第14王子側室にいたのは、クラピカ、オイト、ワブル、ビル、シマノ
 
クラピカ、オイト、ワブル以外で考えると、ビルは協専のハンターで、本来の目的は暗黒大陸に行く事で、当初は継承戦の事も知りませんでした。
暗黒大陸に行く事が目的で事を荒立てるメリットが無い為、ビルは容疑者から除外。
ビルが本来いずれかの王子の私設兵で、逆に協専のフリをして警護兵として船に乗っている可能性も、パリストンのやビヨンドについて知識があったので除外。
 
残るはシマヌことシマノですが、確かにジョジョキャラ並の凄みはありましたが、シマノが念能力者というのも現実的では無いでしょう。
 
外部からサイレントマジョリティーを発動して第14王子側室に侵入させていたという可能性もあるけど、それだとあまりにも能力が強すぎるので無いと思います。
 
さらに、ウッディ達が死んだ時は全身に穴が空いていました。
(まぁ今回のバリゲンのケースは死体の服を脱がせてもいないんですが…)
 
なので僕は、サイレントマジョリティーと序盤に第14王子側室を襲った能力は別だと考えます。描写はかなり似てますけど。。。
 
 
■誰がサイレントマジョリティーの能力者なのか
今第14王子側室にいるのは、
 
『クラピカの念レッスンの募集に乗った組』
第13王子(マラヤーム)警護
ベレレインテ(ハンター協会員)
バリゲン(セヴァンチ王妃所属兵、今回死んだ人)
 
第11(フウゲツ)王子 従事者
イラルディア
ラジオラス
 
第10王子(カチョウ)王子 従事者
ロベリー(今回憑かれた人)
ユウリ
 
第9王子(ハルケンブルク)警護
シェジュール(ハルケンブルク私設兵)
ユヒライ(ハルケンブルク私設兵)
 
第8王子(サレサレ)警護
ムシャホ(スィンコスィンコ王妃所属兵隊長)
 
第7王子(ルズールス)警護
サトビ(ドゥアズル王妃所属兵隊長)
 
第5王子(ツベッパ)警護
マオール(ツベッパ私設兵隊長)
ロンギ(ツベッパ私設兵)
 
第4王子(ツェリードニヒ)警護
ミュハン(ツェリードニヒ私設兵、クラピカを煽って煽り返された人)
ダンジン(ツェリードニヒ私設兵、ミュハンを止めるまともな人)
 
第3王子(チョウライ)警護
テンフトリ(チョウライ私設兵)
 
第1王子(ベンジャミン)警護
ヒュリコフ(ベンジャミン私設兵、1人だけ誰が念能力者か把握、サイレントマジョリティー使用者をオーラで挑発)
 
『チョウライ(第3王子)との面会時に第14王子についた組』
第3王子警護
サカタ(チョウライ私設兵、チョウライの命令で出向という形で第14王子警護)
ハシトウ(チョウライ私設兵、同上)
スラッカ(ドゥアズル王妃所属兵、サポートと言う名のサカタ・ハシトウ・第14王子側勢力の監視)
 
 
クラピカ、オイト、ワブル、ビル、シマノ、バビマイナ
 
の25名。
 
 
派遣された兵で協会員、ヒュリコフを除くメンバーで念が使えなさそうなのは、
 
ロベリー→サイマジョが見えた時の動揺っぷりからして無い
 
ユウリ(第10王子王子 従事者)
シェジュール(ハルケンブルク私設兵)
ユヒライ(ハルケンブルク私設兵)
→今週の描写的に無い
 
ミュハン(ツェリードニヒ私設兵)
ダンジン(ツェリードニヒ私設兵)
→”念”の事を知っていたらツェリに念獣の事を教えてるはずなので無い
 
テンフトリ(チョウライ私設兵)
サカタ(チョウライ私設兵)
ハシトウ(チョウライ私設兵)
→同じく”念”について知っていたらチョウライに念獣の事を教えてるはずなので無い
 
の9名。
 
サイレントマジョリティーの一人称が「オレ」なので、第11(フウゲツ)王子従事者の
 
イラルディア
ラジオラス
 
も外そうかと思いましたが、「オレ」呼びがミスリードの可能性があるのと、従事者=念を使えないという固定観念を捨てたかったので、まだ容疑者に入れる事にしました。
 
第5王子(ツベッパ)警護の
 
マオール(ツベッパ私設兵隊長)
ロンギ(ツベッパ私設兵)
 
も過去の会話から外そうかと思いましたが、
 
 
「”ネンジュウ”についての情報によって停戦協定を結ぶ用意がある」→「”念”を知らない・使えないとは言ってない」
 
 
ので、能力者の可能性を残したままにしました。
 
なので、能力を使っている可能性があるのは、
 
『本命』
第8王子(サレサレ)警護
ムシャホ(スィンコスィンコ王妃所属兵隊長)
 
第7王子(ルズールス)警護
サトビ(ドゥアズル王妃所属兵隊長)
 
スラッカ(ドゥアズル王妃所属兵)
 
『次点』
第11(フウゲツ)王子従事者
イラルディア
ラジオラス
 
第5王子(ツベッパ)警護
マオール(ツベッパ私設兵隊長)
ロンギ(ツベッパ私設兵)
 
『穴』
実際は念を使えるが、それを教えない方が王子にとってメリットが多い為、敢えて念の情報を教えなかった、
 
第3王子(チョウライ)警護
テンフトリ(チョウライ私設兵)
サカタ(チョウライ私設兵)
ハシトウ(チョウライ私設兵)
 
『大穴』
 
この場にはいない部外者
 
 
と言った感じじゃないでしょうか?
 
この中にサイレントマジョリティーの能力者と、残りの念能力者3人が含まれていると思います。
 
 
現時点では不明。
 
単純に念能力者が増えたら困るからとか、他の戦力を削る絶好の機会と見ているかのどちらかじゃないでしょうか。
 
 
■最後に
長くなりましたが、飽く迄個人的見解による考察です。
 
気付いた点、間違っている点があればご指摘頂けると幸いです。
 
 
っていうか、数ヶ月後間違っていても揚げ足取らない様に!!